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吉 祥 寺 圏
九浦の家と庭(吉祥寺東町1-12-6)

入り口から右手にまわると、白い小石を敷き詰めた小庭園があります。ところどころに形よく置かれた庭石、苔むした築山があり、木々の間から降りてきたキジバトのつがいが木の実をついばんでおり、初めて訪れる人にはここが市内4番目に建てられたコミュニティセンターとは、思いつかないかもしれません。

昭和53年4月にオープンした吉祥寺東コミュニティセンター「九浦の家」は、画家故野田九浦の屋敷地を市がゆずり受けて、東町に住む市民の願いを結集させてできた、地域活動の拠点です。土地の広さは748u、建物面積236u、武蔵野を愛し、吉祥寺の街をいつくしんだ野田画伯の心情をくみ、庭木を生かした平屋建ての日本風家屋です。「一木一草といえども残したい」「武蔵野らしさをこわさぬように」と、人々はこだわりを持って「九浦の家」づくりに参画しました。

設計上留意したのは、自然との調和、子どもやお年寄りに使い易く、障害を持つ人にも心地よいことです。玄関までスロープをつけ、段差のない床やトイレなども工夫されています。東町には平成4年2月に本宿コミュニティセンターも開館しました。