武 蔵 境 圏
杵築大社の千本イチョウ(境南町1-16-13)

JR武蔵境駅の南口を降リて左手にまわリ、日本獣医畜産大学の前から武蔵境通リを南へいき、歩いて5分ほどすると、南手に杵築大社の広々した境内が見えてきます。

その境内のまん中に、堂々とそびえているのが、昭和47年3月、市天然記念物に指された千本イチョウです。このイチョウは、ひとつの株から生えたたくさんの木(ヒコバエ)が寄せ集まって、千本のように見えるところから名付けられました。

主幹が5本、支幹は40数本もあります。樹高は約25m、根元の周囲4.2m、枝はおよそ17m四方に広がって、見る者を圧倒する力強さです。

ところで杵築大社は、境村が成立する以前からこの地にまつられていました。当時この辺は、松江藩主松平直政の下屋敷があったところ。三代将軍家光は松平直政に鷹場を与えました。

その万治2年(1659年)、鎮守として藩領の大社であった杵築神社を勧請したと伝えています。その後、下屋敷跡地に境村が開かれていますが、引き続き村の鎮守神となって現在にいたっています。祭神は、大国主命(オオクニヌシノミコト)と事代主命(コトシロヌシノミコト)です。明治になって境新田の氏神、西神社を合祀しました。

(注)境内南側に、高さ10mの富士塚があります。富士山を信仰する富士講の祭場です。講から代参者を出す時、出発日と帰宅日に祭りを行いました。実際に登山できない者もここで登拝しました。昭和47年3月市史跡指定されています。