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庚 申 供 養 塔(中町3-5-11)

武蔵野市民文化会館の向かいのかど、五日市街道に面してひっそリ建っている庚申供養塔。石自体はすっかリ風化していますが、「庚申塚」の文字は、いまもはっきリ読みとることができます。

銘によると嘉永6年(1853年)2月、森田弥十郎が建てたもので、現在も森田家の敷地内にあリます。乎成2年11月には、5代目の子孫にあたる晴雄氏によって社が新築されました。近代的なまちなみと、不思議に調和しています。

さて庚申塚というのは都内の各地にあリ、当時、庚申をまつっていた場所と考えられています。
一般には、本尊である猿の顔をした青面金剛を彫リこんだものや、見ザル、言わザル、聞かザルの三猿を刻んだ石塔などが多く残されているものです。

この庚申の思想は、中国の道教に由来します。それは60日ごと、また60年ごとにめぐってくる庚申(かのえさる) の夜に、人の体内にいる三尸 (さんし)という虫が天に昇り、天帝にその罪を告げ口するというもの。そのために人々は一晩中目をさまし庚申さまをお祭りしました。

(注)庚申供養塔…庚申は干支(かんし)12支の第57番目。庚申にあたる日、佛家では青面金剛、神道では猿田彦を祭って夜を明かす祭事。ちなみに最近行われたのは平成4年が壬申(みずのえさる)で、次の庚申の年は2040年になります。