五日市街道に面していながら、ひっそリしたたたずまい、 素朴な感じのするこのお稲荷さまは、寛文4年(1664年)ごろ西窪村の鎮守として建てられました。正面本殿の石手奥にこじんまリした神楽殿、中には昭和51年3月文化財(市郷土資料)に指定された35枚の絵馬が、保存されています。西窪稲荷神社の絵馬には、奉納した人の名前、奉納した年月日などが記されていて、古くは嘉永5年(1852年)から、近年では大正末期のものまであります。 このほかにも、日露戦争勝利の兵隊を迎えるときに使った額や、徴兵検査を逃れたお礼の板、精密な大和絵をおもわせる山車の大きな絵馬などか残っています。
(注)昔、神仏に願いをかけたり大願が成就すると、お礼に、生きた馬を奉納する習慣がありました。その後土や木で作った馬にかわり、次第にそれも廃れてきて、「絵馬」を祭るようになりました。
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