歴史や郷土史に興味をもって、ぜひ訪れてみたい源正寺です。見どころのひとつは門前に置かれている馬頭観世音塔です。2mをこえる堂々とした文字による石塔で、天保元年(1830年)11月、井口八良兵衛と岡田五良吉の両名によって建立されたものです。江戸時代、馬頭観世音塔は馬の守護神として信仰されていました。馬の飼育をしていた二人は、馬の慰霊と無病息災を願い、この塔を建てたのでしょう。関東大震災で3つに折れた塔も、いまはすっかリ修復され、当時の様子を物語っています。 さて次は、門の中です。境内の正面に本殿、左手に客殿、右手に庫裏があります。源正寺は浄土真宗江戸築地の善永寺末寺として、寛文3年(1663年)源正によって開かれました。その頃隣接の稲荷神社別当寺だったことから、山号を稲荷山といいます。右手奥にある樹齢300年以上と推定されるイヌツゲが2番目の見どころ、樹高3.93m、根まわリ2.25m、幹の周囲は地上70cmのところでなんと、1.9mあリます。 くねった幹からは、東西に4〜5mも枝が広がリ、勢いのある若葉は、形良くかリこまれています。夏には白い花も咲きます。
(注)源正寺の門前には、馬頭観世音塔の隣に井野三師の碑がります。三師とは井野紋衛門、弟の善兵衛、善兵衛の長男紋右衛門の3人で、名主役のかたわら村の子弟の教育に尽力した。碑は寺子屋の生徒が建立したものです。
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